第10回 “ほん”との付き合い方~「本を読む」とはどういうことか?~
過去, 田町スタジオ, イベント
お世話になっております。本勉強会も第10回目となりました。今回で一周年となります。そこで、記念に(?)少しいつもと違う試みをやろうということになりました。詳しくは一番下をご覧ください。
◆本勉強会の趣旨
私たちにとって、「本を読む」という営みは一体どういう意味を持つものなのでしょうか。本勉強会では、「本/ほん」との付き合い方を参加者みなで和気あいあいと話し合い考え直すことで、そうした「本を読む」ことの意味を改めて考え直すことを目的としています。(「本」を人と人同士の付き合いの良き媒介として捉え直すことで、私たちの日頃の人付き合いのあり方についても見つめ直してみたい…そういう思いから“本当の付き合い方”とかけた勉強会タイトルを付しています。)
具体的には、毎回参加者の皆さんが日頃どのような読書の仕方をしているか(速読派、精読派、音読派…等)、どんなジャンルの本が好きか、どういう種類の本は苦手か、どういう本の読み方を今後してみたいか、等々の事柄について1時間ほど話した後、後半では実際にテーマ(本や読書)に関わる共通の文章(主催者が毎回用意します)をみんなで輪読・朗読しつつその都度内容について議論したり話し合ったりしています。
日常的に本を読むのが好きな人も、文字を読むのにやや抵抗感のある人も、「本を読む」ことについて改めて一緒に考え直してみませんか?
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◆第10回一周年記念企画について
なんてことはないのですが、少しゲームをしてみたいと思います。(不参加/見学のみ可)・各参加者が各自の専門分野(あるいは趣味的にある程度詳しく語れるような分野)の本を一冊持ってきます。基本的に好きな本なら何でも可ですが、企画の性質上、小説などのフィクションや子細な内容を持つ歴史書の類い(単著の通史など要約が容易なものは可)は避けていただければと思います。
・それをくじ引きでシャッフル、各参加者にランダムに割り当てます。
・15分ほどの時間をとり、参加者は割り当てられた本の内容を読み取ります(本勉強会ではこうした読みをM. J. アドラーらの言葉を借りて“点検[探偵]読書”と呼んできました。その実践をしてみようという企画なわけです)。
・その後、各参加者は割り当てられた本の内容の要約を発表します。ポイントは、どの本についてもその本の内容に詳しい勉強会参加者が一人はいるということです。
・点検読書を実践してみてどうだったか、自分の普段の読みとの距離はどうだったか、理解を目指す読みとの理解どの差はどれくらいのものだったか…等々、いくつかのことを確認しつつ、あとはそれぞれの本の内容についてわいわいと話し合って終了となります。
※上にも記しました通り、企画への参加は自由です。見学も可です(15分の間に読めるような文章を用意いたします)。
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そんな感じです。いつも参加してくださっている方はもちろんのこと、初めて参加いただける方にも参加しやすい環境となるよう配慮いたしますので、関心のある方はよろしければご参加下さい。
主催者: 岸本智典
◆日時&料金
日付:2015月3月8日(日)時間:12:30~14:30
受付は12:15から
料金
会員様 無料!
ビジター様 ¥1,080(税込)

